- ▶︎空海伝説1 〜十夜ヶ橋(とやがばし)〜橋の下で野宿した空海 愛媛県の大洲市に、「十夜ヶ橋」(とやがばし)という橋があります。 その橋の下には空海が野宿をしている石像があります。 今を去ること約一二〇〇年前、空海は衆生済度大願のため四国の各地を行脚していました…続きを読む
- ▶︎空海伝説2 〜五筆和尚(ごひつわじょう)〜同時に5つの筆を持って一気の文字を書いた 空海は書でも人並み外れた天才でした。 その名筆ぶりは当時より評判で、後世にさまざまな伝説を残しています。 「弘法も筆の誤り」「弘法筆を選ばす」などの、書に関する有名な格言も残され…続きを読む
- ▶︎空海伝説3 〜三鈷の松(さんこのまつ)〜空海が「唐」から投げた法具が「高野山」に 空海は、密教の全てを得て帰国する時、「私が受け継いだ密教を広めるためにふさわしい地(修禅道場)を示したまえ」と願いを込め、密教法具の一つである「三鈷杵」(さんこしょ)を出航する港…続きを読む
- ▶︎空海伝説4 〜磐梯山の妖怪(ばんだいさんのようかい)〜手長と足長の妖怪が悪さをしていた 昔、会津(福島県)の磐梯山に、「手長」「足長」という夫婦の妖怪が住んでおり、悪行を働いていました。 「足長」は、長い足を伸ばして、磐梯山から隣の博士山や明神嶽まで、ひとまたぎで歩き、空を…続きを読む
- ▶︎空海伝説5 〜善女龍王(ぜんにょりゅうおう)〜雨乞いの戦い 平安京(京都)の神泉苑の池には、善如(ぜんによ)という竜王が棲(す)んでいると言われます。 天長元年(824)の春の事。 長い間雨が降らずひでりが続いて庶民が苦しんでいました。 そのため時の天皇が、その神泉…続きを読む
- ▶︎空海伝説6 〜弘法清水(こうぼうしみず)〜錫杖を地面に突くと、たちまち清水が湧き出た 空海は、諸国行脚をされた際に、各地で奇跡を起こされています。 なかでも、「水」に関する奇跡は多く、弘法水伝説として今に伝えられています。 富山県の上市町に空海の偉業を賛する「護…続きを読む
- ▶︎空海の真言密教「三密・ 六大・四曼」とは?真言密教のみが「心の宝蔵を開く」とした空海。真言密教の教理の中核は「三密・ 六大・四曼」に要約されています。ではその「三密と六大・四曼」とは一体なんなのでしょうか。 三密 1、「意密」=精神的活動です。 ・大日如来の心…続きを読む