▶︎空海の「阿字観瞑想法 」
白浜水晶山の洗心不動尊、千光寺本堂の西側にはある「絵」があります。
「あなたの眠っている不思議な力=超能力」を蘇らせる、真言密教の奥義となる瞑想法に必要となる「絵」です。
青い四角の中に月輪があり、その中に梵字(古代インドのサンスクリット語)の「あ」が記されています。「人智を超越した、あるもの」を表し、観想行の本尊として用いる梵字である「阿字」。
これを見つめて瞑想します。これを「阿字観瞑想法」といいます。
この文字の境地にいたることこそ、空海の真言密教における究極の目的です。
人が本来持つオーラパワーすなわち超能力を引き出す真言を唱え、手は胸の前で、左手の小指が下になるように指と指を交互に合わせる「金剛合掌」をし、心で
大日如来
空海
ご先祖さま
ご両親
お世話になった方々
先生
友人等々
全てに感謝の気持ちを強く念じる事を、「意密」と言います。
「意密」は真言密教の奥義である三密の一つです。
空海は、「意密」を第三の精神的側面と語っておられます。
強く念じる、その想い(意識)が、偉大なる調和や秩序を成り立たせ、それは「理」とも「法」とも呼ばれるものとしています。今日の通俗的な理解では「霊」と呼ばれておりますが、仏教では「霊」という実体は認めていません。人の意識が、この「意密」に当たります。
修行者は、この意密を成就すべく、深い瞑想法に分け入り、大日如来と合体しようとするのです。
大宇宙は、この身・口・意の三密によって作用しあい、活動しています。それと同じ営みを、修行者は実践します。彼らが手に印を結び、口に真言を唱え、意識を瞑想の境に運ぶのは、空海から宇宙の営みを 真言密教の不思議なパワーを学び体感するためです。
是非阿字観瞑想法をお試しください。
真言密教の奥義、願望達成術(HAPPY method)である「意密」によって、あなたの願望が必ず達成できるとされています。