▶︎「柴燈大護摩法要」を終えて 3 〜新聞に掲載されました〜
千光寺 厄除け 火渡り「柴燈大護摩法要」の様子が新聞に掲載されました。
「紀伊民報」2018年(平成30年)5月24日 木曜日 第22749号
「世界平和を願い白浜の千光寺火祭りに300人」
白浜町の真言宗千光寺派「千光寺白浜別院」で22日、「柴燈大護摩法要」(火祭り)があった。地元住民や観光客、関係者ら約300人が参加し、世界平和などを願った。元は「請願寺」という別の宗派の寺だったが、先代住職が亡くなってから長らく閉山していた。兵庫県姫路市の千光寺総本山の別院として今年3月に開眼法要をし、4月に一般開放された。 「火祭り(註:柴燈大護摩法要)」では、空海が海を渡って学んだ中国との友好や世界平和、地域の発展を目的に祈願した。山伏たちが問答や魔を払う儀式をした後、結界内の中央で護摩木をたいた。最後に「火渡り」があり、参加者ははだしになって焼けた炭の上を歩き、祈りを捧げた。
千光寺の管長玄津・総本山管長は「火祭りでは、自分の背負っている不幸(註:厄)を落として帰っていただきたい。白浜を観光に訪れた外国人や若者に空海の教えを知ってもらえるよう、気軽に参拝できるような寺にしたいと考えている。日中友好の懸け橋にもなれば」と話した。
「日髙新報」2018年(平成30年)5月25日 金曜日 第21367号
「地域の発展を祈願白浜の千光寺で護摩法要」
白浜町の真言宗千光寺派千光寺で22日、世界平和や地域の発展を願う柴燈大護摩法要(火祭り)が行われた。
兵庫県の霊峰雪彦山の千光寺総本山は、空海(弘法大師)の教えを学び、仏教界の発展のために活動を行っている。白浜町の千光寺は、請願寺という別の宗派の寺で、世界平和や五穀豊穣などを願い、家内安全や開運祈願を行う目的で、総本山の別院として3月に開眼法要が行われていた。
柴燈護摩法要では約300人が参拝し、山伏が長刀や刀を振るう独特の儀式などが営まれた。最後に約3メートルにわたって煙が上がる炭を敷き、その上を歩いて渡る火渡りが行われた。山伏らに続いて、一般の参拝者らも両手を合わせてはだしで歩いて渡っていた。