道順・境内順路
南紀白浜、周辺にもお楽しみいっぱい。千光寺へのアクセス
真言宗千光寺派・白浜温泉・水晶山 千光寺 和歌山県白浜町水晶山2527番地
0120(88)5948
空海と一緒に廻る洗心園の「正しいお参りの作法」。
洗心園の入り口には、空海の後ろ姿の石像があります。空海像の正前に建立されている大日如来石像を中心とした空間(立体曼荼羅)は、世俗と離れた仏様の世界です。空海像より内側(右)へ進むということは、迷いの世界から悟りの世界への第一歩を踏み出すということです。参拝者は一礼をし、心を引き締めて「同行二人」つまり空海と二人で一緒に洗心園に入る(廻る)姿を感じて下さい。
一、「空海像と一礼」
空海像の右(東)横に立ち、大日如来像へ向かって合唱したままお辞儀し、女性は右足から男性は左足から、右手の千光寺本堂へ向かう自然石の階段の方へ進みます。
二、「心静かに合掌」
階段の左右の観音さまにお辞儀をして、階段を上がり、改めて胸の前で合掌したままお辞儀をし、お費銭は投げずにそっと入れます。鈴を鳴らして不動明王真言(右手看板下に記載)を唱えてから願い事を強く念じます。
三、「悪縁切り不動明王」
本堂に向かい左手の順路に進み、右手にある厄よけ、良縁結びの「悪縁切り不動明王像」の前にある手水舎で手や口を清めます。
四、「手の作法」
柄杓を右手に持ちたっぷりと水を汲んで左手を清めます。柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。再び柄杓を右手に持ち左手で水を受けて口をすすぎます。改めて左手を清めます。残った水で柄杓の柄を清めて元の場所に戻します。
五、「煩悩を捨て去る」
左手へ進むと大きな「煩悩捨壺」があります。その壺の中へご自身の抑えきれない欲望や邪心を、頭の中で強く念じながら捨てます。
六、「ご祈願」
そして正面にある「大慈眼観世音菩薩」の前で一揖(軽く一礼)し、胸の前で合掌したまま祈願します。終わると一礼します。
七、「願掛けの七周参り」
願掛け参りをされる方は、さらに「七周参り」(合計八回)を行います。
願掛け参りの一周目は「自分の誕生月の観音さま」。
二周目は「今月の観音さま」に祈願します。
そして三周目は「先祖への感謝」。
四周目は「両親への感謝」。
五周目は「家族への感謝」。
六周目は「先輩や知人、友人の笑顔を思い浮かべて」。
最後の七周目は、「洗心不動明王」の「洗心水」を身体の悪い所に少しかけて、願望成就を念じながら廻ります。そして、願掛け「七周参り」を終えた後に、本堂に改めて願い事をしてお務めは完了します。